30周年記念式典

(有)ケアアシスト30周年記念式典・懇親会

代表挨拶

30周年記念式典に当たりまして、一言、ご挨拶をさせていただきます。
ここで弊社の今日までのまでの歩みを少しお話させていただきます。

昭和61年に私の叔母であります全社長の荒木と二人で「西札幌看護婦家政婦紹介所」を創業いたしまして32年になります。それ以前は二人で「山の手看護婦家政婦紹介所」にて働いておりました。その翌年、62年に有限会社にいたしまして今期30期でございます。昨今では30年続く会社は4千件に一件と言われているようでございます。
そう考えますと本当にうれしく光栄なことでございます。

創業当時は一般家庭の家事を担う家政婦と、病院にて入院患者様の介護する付添婦の紹介を主な業務内容としておりました。当時は付添婦の代金が償還払いで患者様ご本人に還付されるという仕組みでした。でも平成6年に財政の悪化により老人医療制度が廃止する事が決定いたしました。これには高齢者の社会的入院なども問題になっておりました。 

これに代わりまして平成12年に新しい介護保険度が開始されることになり、それに向けて準備を進める中で、平成9年、社名を「ケアアシスト」と変更 いたしました。この社名は弊社の企業理念であります【あたたかいこころでやさしいお手伝い】を社名に盛り込んだものです。そして、介護事業に続いて平成17年には障害福祉事業にも参入し現在に至っております。

一方で社会問題でもあります人口減による女性の社会進出で待機児童が増えたことから各企業が「事業所内保育園」検討しておりまして、そんな中、平成28年4月より、トヨタカローラ札幌様とのご縁から、新規事業を南9条支店の2階にて保育園の「CSキッズ」と障害児童の放課後等デイサービス「キッズアシスト」を開所いたしました。保育園はかねてより、カローラ札幌様が社会貢献と従業員の福利厚生の一環として手掛けておられ、継続をご希望された事業でもありまして事業内保育園となっており女性従業員の方々に安心して働いていただいております。

そして、弊社はそれにコラボする事業として放課後等デイサービスも開所しました。既存の障害者福祉支援事業の一環でもあり、近年、障害児は年々増加の傾向にあり、このデイサービスの事業数は全国的に増加しております。札幌でのデイサービスの数は2012年に制度化されて以降、4倍になり420件になっているそうです。(札幌は全国的にみると大阪に次いで2番目に事業所数は多いそうです)

これからは障害児の事業も必要になると考え、保育園同様、子供に特化した事業にいたしました。又、本年10月に2号店のキッズアシスト北円山をオープンすることができました。
このように新しい事業に参入しながら今日まで事業を継続して来られましたのも一重に皆様のご支援・ご愛顧の賜物と深く感謝しております。

又、社員はじめパートのヘルパーの方々、長年、家政婦でのお仕事をしてくださった皆様にも深く感謝しております。
現在まで「お手伝いさん」という家政婦さんのパソコンソフトに登録した方が延べ1200人以上、社労士の会社であります札幌労務管理に登録をして給与を支払った方々は社員・パートを合わせ600人になっております。本当にたくさんの方々にご縁をいただいて今日を迎えました。

そんな中には息子たちが通っていた保育園や小・中・高で知り合った方々で働いて下さっている方もいらっしゃいます。親子二代、三代で働いてくれている方もいらっしゃいます。又、働いてくれている方々がお友達を紹介してくださっており人と人のネットワークが広がっていってようなこともございました。

【あたたかいこころでやさしいお手伝い】が弊社の企業理念だと先ほどは申し上げましたがこうして30年を振り返りますと実は弊社こそが、たくさんの皆様の『アシスト』のよって支えられてきたのだと思わずにいられません。皆様にの支えなしには今日は迎えられませんでした。皆様、本当にありがとうございました。重ねて心よりお礼申し上げます。

私は3人の子供を保育園に預け、ずっと働いてきました。長男と双子の次男、三男でございます。当時の保育園では、紙おむつの利用は許可されておらず、布おむつを100枚用意し、毎日洗濯に追われていたのを思い出します。若かったとは言え我ながら良く頑張ったと思います。そんな息子たちも社会人になり、現在は孫も4人おります。

創業した翌年に生まれました長男が介護福祉士の学校を卒業し、施設や病院勤務をしておりましたが、今年の4月の入社し、現在訪問介護事業所のサービス提供責任者として勤務しております。来年1月より管理者として仕事をさせていただきます。まだまだ未熟でございますので、社員含め皆様がたには、どうぞご指導・ご鞭撻をいただきますようよろしくお願いいたします。

弊社はこの30周年を祝うとともに来るべき、40周年に向けて一層の飛躍を目指そうと決意しております。
後程、弊社専務よりケアアシスト10年計画を発表させていただきますので決意を共有して頂けると幸いです。そして各事業が地域の皆様に社会貢献できる場になりますように精一杯、努力していく所存ですので今後ともよろしくお願い申し上げます。

本事業が経営から継営として続いてできますよう、皆様の代わりないご支援を賜りますようお願いいたします。 

本日はこの会を催すにあたり色々と準備を進めて参りましたが、何分不慣れなため、不行き届きな点もあろうかと思いますが、時間の許す限り、ご歓談.掲示物等ごらん頂き少しでも心地よい時間をお過ごしいただければ、うれしい限りでございます。

最後にこの場をお借りしまして、皆様方の企業のご繁栄とご健勝を祈念いたしましてお礼の言葉とさせていただきます。皆様、本当にありがとうございました。

 (有)ケアアシスト代表  谷口紀代美

当日の模様を写真に納めました

(有)ケアアシスト記念式典・祝賀会写真(399枚)